,投資により利益が得られる収益物件には、テナントの家賃といった形で得られる収益だけでなく、購入時より高く売って儲けられる物件も存在します。賃料による収入などは配当金と同様に「インカムゲイン」、買った不動産を高く売って得る収益は投資信託取引による利益と同様に「キャピタルゲイン」と言う場合もあります。不動産投資において重視される利回りについては、空室がない状態の年間の賃貸料を基に計算するグロス利回り（表面利回り）といったものと、諸経費の分も考えて計算するネット利回りというものがあるというわけです。不動産投資において、物件のコスパが良いかどうかを判定するという局面で利回りを計算してみます。とは言っても利回りにはやり方による違いがあって、より実態に近い数字を見たい時は実質利回りと呼ばれているものを見るといいでしょう。不動産投資に役立つ資料請求をしたがために、「何度も何度も営業をかけられる」といった考えをもっている人もいるかも知れません。だけど資料請求なんかでは、営業担当の人もターゲットとは思わないものです。アパート経営と類似しているものとしてマンション経営が挙げられることがありますが、マンション経営に関しましてはマンションの一部屋に投資するスタイルがメインとなっていて、アパート経営とは少々違うものになります。不動産投資をしたかったら、物件の採算性を入念に吟味する必要があるのですが、そういう場合にかなりの人が用いているのが、利回りだとされています。マンション経営を考えるなら、投資をあきらめる可能性についても予測しておくことが大事です。目論見が外れることがあるとしても、なお投資するだけの価値が見出せるという場合は、本格的に検討しても構わないでしょう。不動産投資がよさそうに思えて資料請求をしたところで、なかなか良物件が現れないのはままあることです。心を動かされない物件がほとんどであるということは、利回りを調べたらわかってもらえるのではないでしょうか。マンション経営の評価として、表面利回りあるいは実質利回りを用いることがありますが、都心部と地方の物件を利回りが良いか悪いかだけで比べることはあまり意味がありません。人口減少の傾向がある地方においては、なかなか入ってくれる人がいないというリスクが高く、円滑なマンション経営はなかなかできないでしょう。アパート経営に乗り出す際に、新築物件で始めるケースもありますが、中古物件を買い求めて始める場合の方が圧倒的で、なかんずく立地場所や周辺環境などにも配慮している物件はいつもすごい人気です。アパート経営のお勧めできる点は、マンション投資で見られる「エリア特性次第で異なることがほとんどない」ということだと指摘されています。マンション施工数があまりない区域でも、そこに建てられている物件に投資して大丈夫です。マンション投資の対象として、低価格の中古物件がもてはやされていますが、いつ建てられたのかという点はきちんと把握しなければなりません。鉄筋とコンクリートで造られている建物であっても諸説ありますが、60～80年程度で寿命が来ますので、全部で収入はどれくらいになるか計算が可能です。サブリースだったら、物件を又貸しすることによって、オーナーに決まった収益を確約してくれるのですが、金額はと言うと通常のやり方で貸した時の9割か、場合によっては8割ほどにしかならないと考えられます。空室リスクがないサブリース（一括借り上げ）は、マンション等の賃貸経営で行われており、何かと話題になっていますが、よくある賃貸経営なんかとはまるっきり違うということですから、ビギナーがやるようなものではないと思います。今や不動産の賃料で儲けられる不動産投資は、為替などより有力な資産形成方法ともてはやされていますが、そういうトレンドのもと、不動産投資セミナーがしょっちゅう行われているようです。