,不動産投資というのは、保有している不動産を転がすという場合もありますが、そうした誰もが浮かれていた好景気時のような売買差益を手にする為の投資じゃなく、真面目に家賃を得るというシンプルな投資です。マンション経営というと、「税金を幾ら位安くできるかや利回りが問題だ」などと言われているようですが、損得といったことにこだわっていては、思いも寄らず当てが外れるなんてことも十分にあり得るのです。不動産投資の特長を一つお伝えするということになると、良い意味で大変無難な投資であろうということになると考えます。不動産投資を一言で言うと、家賃で利益を得るだけのわかりやすいものなのです。投資初心者にとっても有益な不動産投資セミナーは、区分マンションでの資産形成とかアパート経営の失敗事例などが中心となっており、セミナーの題材が単純明快であるという理由から人気を博しています。不動産投資のアパート経営と並ぶものとしてマンション経営をイメージされるかもしれませんが、マンション経営と言いますのはマンションの一部屋ごとに投資するという方式が一般的だと言え、アパート経営とは異なります。うまくいくマンション経営で重要なことは、外部的には人気エリアであること、内部的にはセキュリティや設備の充実度だと考えていいでしょう。立地が良くて内的にもベストな物件であれば、入居者が決まらないというリスクをそれほど気にしなくてもいいでしょう。アパート経営を行なうという時に、新築物件を取得して始めるケースもありますが、中古物件を手に入れて始めるという人の方が圧倒的多数で、なかんずく交通手段や生活の利便性などにも配慮している物件はいつも高い人気があります。収益物件を見極める際には、納得できる利回りであるかどうかに気を配りながら、借りる人の視点でも考えるようにしましょう。別の言い方をすれば、自然な感覚が必要だと言ってもいいでしょう。マンション経営をするつもりであれば、撤退する場合のことも頭の中においておいた方がいいでしょう。そこまで考え、なお資金的有余があると判断するなら、マンションを買ってみればよいでしょう。資金の運用ができる収益物件としては、既に居住している人がいることから、取得後すぐさま家賃が入るものもあります。しかしマイナスポイントとして、室内を内見することは不可能だと承知する必要があります。収益物件としてマンションを選定する際に大事なのは、いつごろ建てられたものかということです。何年前に建てられたものかを調べたうえで、1981年に採用された新耐震基準に沿った物件の中から選定するようにしてください。アパートなどへの投資で家賃を儲ける不動産投資におきましては、収益物件の価値を見抜くための指標として利回りを使用することが多いですが、大きくは年間収入と物件の価格から計算できる表面利回りと、ランニングコストなども考えた実質利回りに分けられるので、混同してはいけません。マンション投資でも、安く購入できる中古物件がもてはやされていますが、建築後何年ぐらい経っているのかということは大事なポイントです。耐久性に優れるRC造りであっても、60年ないしは80年が寿命の目安となりますので、どの程度利益があげられるのか想像できますよね。マンション投資というものは、建物が80年と長く使用できるというような点も良いところでしょうが、良い物件だと思った時は、第一に修繕用の蓄えとしての修繕積立金が不足しそうなことはないかを確認するべきです。一括借り上げで考えておかなければならないのは、2年に１度などの更新の時に保証される家賃が少なくなるということに加え、長く契約を続けていくのだったら、費用を負担して修繕することが必要だということです。