,海外不動産投資が盛り上がりましたが、「これから先海外に所在している収益物件を手に入れるつもり」の人は、今まで以上に入念に将来の収益を計算することが極めて大切になってきます。有望な投資としてマンション投資を選ぶ人が多いのは、株取引のようにずっと相場に心を縛られるのは避けたいという思いからでしょう。けれども、ここしばらく購入を勧められない状況だとお考えください。不動産投資では資料請求をするでしょうが、掲載してある利回りの値が実態を表していると考えてはいけないのです。粗方の利回りが、家賃が下がっていくことなどは計算に入れていないのが普通だからです。首都圏が中心にはなるものの、不動産投資セミナーは随分とにぎわっています。全体的には不動産を貸して賃料がもらえる不動産投資は安定的な利益が見込め、若い年齢層の考えにちょうど合うということでしょう。海外不動産投資を考える際に、第一に考えておかなければならないのは、多数の海外不動産投資が「不動産を購入時より高く売り払うことばかりを考えた不動産投資である」ということです。今どきはアパートやマンションに投資する不動産投資は、株式等の投資より定評のある投資として社会に浸透しているようですが、そういう風潮から、不動産投資セミナーがしょっちゅう開かれているようです。不動産投資に際して資料請求をしたら、「繰り返し売り込んでくる」というような気がするかも知れません。現実には資料請求した程度のことでは、営業部員だって狙いを定める対象とは思わないものです。不動産投資においては、理想的な物件と巡り合うことに加え、できる営業スタッフと親しくすることもすごく価値のあることなのです。資料請求も自分にあった営業マンに巡り合うための王道です。不動産投資の収益力を分析する場合に、たいてい着目されるのは表面利回りですが、管理費などの経費を考慮に入れて計算する実質利回りと違って、表面利回りだと値打ちのある物件かどうかをしっかり鑑定することは不可能だと言えます。いいことずくめのようなサブリース（一括借り上げ）ではありますが、契約の中で借り上げてもらえる期間が決められているのです。契約期間と申しますのは多くの場合２年で、家賃をいくらにするかは再契約時に改定できるという決まりだと聞きます。不動産投資セミナーに申し込むのであれば、主催の会社や講師をされる方が確かであるものにしましょう。過去何回も行われてきたセミナーならば、参加した人に様子を聞いてみると安心できると思います。カンボジアとかタイとかの海外不動産投資に関して気をつけないといけないことと申しますと、為替変動によるリスクです。きちんと賃貸料が手に入っても、現地通貨が下落したら、その投資自体は損失ということにもなります。一括借り上げ契約を促す不動産業者などは、「長期家賃保証」などと宣伝しているようです。それを言葉通りに受け取るのは避け、契約を交わす前に、ちゃんと契約内容を吟味することが大事なのです。引退後の暮らしのためにと思ってスタートしたマンション投資であったのに、利益になるどころか足を引っ張ってしまうこともあるでしょう。利回りの数字は気になるものですが、実効性を考えれば入居者がある物件が求められます。収益物件を調査するという場合は、利回りの状況を注視しながら、貸借人の視点でも考えるようにしましょう。何だかんだ言って、生活感覚を忘れてはいけないのです。